現在中学生、高校生の方。
学校の定期考査や入試で満足のいく点数は取れていますか?
もしくは満足のいく点数を取れそうですか?

僕は中学・高校時代、英語が大っ嫌いだったので
英語のテスト勉強は苦痛以外の何者でもありませんでした。
また、英語がわからないだけでなく
勉強法に関しても全く手探りな状態だったため
何から手をつけていいのかも分からず
毎回一夜漬けの学習をしていました。

あなたもこのような状態になっていませんか?

今回は英語講師になったからこそわかる、
学校の先生が出したがりそうな問題をイメージしながら
学校のテスト対策のやり方をお伝えしようと思います!

これでもう定期考査や入試英語が怖くなくなります!
では具体的にみていきましょう。

それぞれのテストの特徴

まず、学校の定期考査と入試ではtゲストの特徴が異なります。
言い換えると、定期考査に対するベストな学習法は
入試に対してのベストな学習法とは限らないということです。
まずは自分がどちらを目標にして学習をするのかを決めてください!

それでは定期考査と入試のそれぞれの特徴を具体的にみていきましょう。

定期考査

・100点満点
・基本的に目標は80点以上
・生徒の理解度を確認するために作成
・出題範囲が具体的に決まっていて、範囲は狭い
・習ったことと同じものから出題されるため
文章などは知っているもの

入試

・100点満点とは限らない
・基本的に目標は60点以上
・生徒を篩い落とすために作成
・出題範囲は具体的ではなく、範囲も広い
・初めて見る問題を解くことになる

定期考査の学習法

定期考査の高得点の鍵はズバリ
丸暗記です。
悲しい事実ですが、定期考査の得点だけを目指すなら、丸暗記に勝る学習法はありません。
その理由は、出題される部分が決まっていて、範囲が狭いからです。
しかし、丸暗記をするだけでは昔の僕のように、
定期考査は乗り切れても入試や実力テストの時に全く点数を取ることができません。
どうせ同じように勉強時間を取らなければならないなら、将来に繋がる形で学習していく方が効果的です。
「とにかく定期考査の点数だけを取りたい」という人は、授業で取り上げられた英文、日本語訳、テキストの答えを全て丸暗記してしまえば、最低限の得点は可能です。

ここでは将来の英語力アップに繋がる学習法を紹介するので、「定期考査だけの手っ取り早い学習法」を探しているならば、上に書いた「丸暗記」がその答えです。

では具体的にどう学習するのかを見ていきましょう。

コミュニケーション英語(読解中心の授業)の学習法

 
まず、読解を中心に行う授業のテストの学習法から。
高校ではコミュニケーション英語という教科のテスト対策法。

テスト問題の中心は、授業で解説された文章です。
このテストでは英訳問題,日本語訳問題が必ず出題されます。
必ず文章の内容を頭に入れておきましょう。
高得点のための鍵は日本語全訳です。
友達に聞くも良し、先生に聞きに行くも良し。
とにかく必ず出題範囲の日本語全訳を手に入れましょう。

日本語全訳を手に入れたら、左に英文、右に日本語訳を置き、文章を理解する練習をします。
例えば
On Monday he ate through one apple. But he was still hungry.
という文章。

日本語訳は
「月曜日、りんごを一つ食べました。でもまだ腹ペコです。」

一番手っ取り早い方法は丸覚えですが、それをしてしまうと英語力アップにはつながりません。
なので英語を見て

On Monday・・・「月曜日」
he ate through one apple.
「彼は 食べた。throughってなんやろ?通ってやから・・・一つのりんごを。あ、りんごの中を食べて通ったんか!」
But he was still hungry. 「でも 彼は まだ お腹が空いていた」

というように必ず
誰が 〜する ・・・を
の「主語、動詞、目的語」を意識しながら文章を取りましょう。

前から意味を取りつつ、持っている日本語訳と比べてください。
ここで注意することは、きれいな日本語にする必要はありません。
あくまで前から意味を取り、それが同意うこなのかを考え、頭に思い浮かんで意味が日本語訳と同じようなう意味なのかを確認しましょう。
これを一通り行った後、次は日本語訳を使わずにもう一度同じ作業を行います。

意味を取ることができない部分があなたの苦手なところなので、訳せないところが出てきたらもう一度日本語訳を確認しながら文の意味を取る練習をしましょう。
その時、その部分の単語の意味がわからないのか、もしくは文の構造が見えていないのかを必ず考えましょう。

この文章の意味を取り苦手な文の形を消していくことが、入試のための読解力を伸ばすのに役立ちます。

本文の意味を理解する作業が終われば次はその逆です。
日本語を見て英語を作れるようになりましょう。
日本語から英語の作業は、全文してしまうと膨大な時間がかかるので、ターゲットとなる文は、授業内で先生が解説に時間を使った文です。
あなたのノートの中でたくさん線が引かれていたり、SVOなどの記号がたくさん書かれている英文です。
おそらくこのような文章は、英語から日本語に訳す作業の時にも苦労することになる文です。

読む時と同様、必ず
「誰が 〜する ・・・を」
の「主語、動詞、目的語」を意識しましょう。

おそらく授業で取り上げられる文の中で難しいものは

「誰が 〜する 〇〇に ・・・を」
というような、間に「〇〇に」というように相手が入るパターン(SVOOの文)
ex) I gave him a pen.「私は彼にペンをあげる」

または
「誰が 〜する ・・・を XXに」
というような、みんなが苦手なパターンの(SVOCの文)
ex) I’ll make you happy. 「私はあなたを幸せにするよ」

の二つです。
英語から日本語に訳すときも、「文の形が取れない」と感じた場合はこの二つのパターンを疑ってみてください。

大抵の場合、複雑な構文が入っている文は並び替え問題、または英訳問題になっているので、
授業で先生が時間をかけて解説した文に関しては必ず自分で作れるようになっておきましょう。
最悪丸暗記をすることでも点数を取ることができますが、めっちゃしんどい割に、テストが終われば完全に忘れるので
オススメしません。(経験済み 笑)

少し時間がかかっても、文の形を意識しながら作る練習をしてください!

そして残りは単語学習です。
単語問題も定期考査では必ずと言っていいほど出題されます。
この単語学習も前日に一夜漬けで学習してしまうとテストの後、全く頭に残らないので、
特に単語学習に関しては最低でも一週間前から取り組むことをお勧めします。
その他効率の良い単語学習法はVocabulary倍増計画の方で
詳しく取り上げているので興味があればそちらを読んでみてください!

たいていの場合上で書いた勉強をすれば、80%は確実に狙うことができます。
残りの点数に関してはテストを作成する先生次第ということで、先生の出題範囲をしっかりと聞き、その対策をしましょう。

英語表現(文法中心の授業)の学習法

続いて文法中心の授業の学習法。
高校では英語表現と呼ばれる授業のテスト対策法。

こちらも究極を言えば授業内で解いた問題の答え丸暗記が手っ取り早い対策法です。
しかし、もちろんそのやり方では英語力を伸ばすことができません。

そして、英語表現のテスト勉強は、英語力の基礎力形成の学習になるので、
理解できていない状態でこの学習に取り組むのは苦痛以外の何者でありません。
さらに残念なことに、テスト範囲の文法事項が理解できるかできないのかというのは、担当の先生の解説力次第です。
仮にしっかりと説明してくれずに、「これはこうなるから覚えろ!」というような先生に当たってしまった場合はもう最悪です。
英語が一気に嫌いな教科へと早変わりしてしまいます。

では 「俺の学校の先生の授業何言ってるかわからんわ」
という場合どうするか。

その場合、自分に合う学習参考書を一つ見つけましょう。
僕のおすすめは関先生の世界一わかりやすい中学英語の授業、世界一分かりやすい英文法の授業、大西先生の1億人の英文法です。
関先生の本は全ての文法を網羅しているわけではないのですが、とても分かりやすい解説で特定の文法の部分を解説してくれています。
一方大西先生の本は一通り全ての文法を網羅しています。
また成川先生の「なぜ」がわかる英文法の授業もおすすめです!
下にリンクを貼っておくので興味のある方はチェックしてみてください。

自分に合った参考書を見つけたら、其のかかに書いてあるテスト範囲にあたる文法の部分をしっかり読み理解しましょう。
理解した後、確認問題のように、テスト範囲に入っている問題を解きます。
そして、間違えた場合、「なぜ間違えたのか」の理由を考え復習しましょう。

その際、間違いの理由がわからなければもう一度参考書に目を通します。
こうすることで、一回めに目を通した時よりも理解度が上がった状態で目を通すため、新しい発見をすることができます。

どうしても理由がわからない場合、学校の先生に質問をしたり、現在では You tubeでの解説なども増えているので、ネットでわからない文法の名前
例えば「関係代名詞」のようにけんさくしてみましょう。
どこかに必ず答えが見つかります。
僕のブログでもいくつかの文法を取り上げているので、気になる方は参考にしてみてください!
https://studying-eigo.com/archives/category/文法

そして、どんなに探しても納得できる理由が見つからない。
そんな方は、English Oasis講師の僕、Masaにお気軽に問い合わせてください。
この記事の上の方にある「お問い合わせ」かわ簡単に質問することができます。

上で書いたように、英語力アップにつなげるための文法学習とは
必ず一旦理解し、理解できているかの確認作業
だと言えます。

もちろん理解しているからと言って直ぐに会話で使えるようになるわけではありません。
今まで子供から大人まで500人以上の生徒を担当させていただきましたが、小さな子供を除いて、
正確な英語を使える人は例外なく自分の使っている文法を理解することができています。

世間ではあたかも簡単に英語が習得できるかのように
「聞くだけで話せます」
「英文法なんて要らない」

などの言葉で溢れていますが、それらの言葉は
「苦労せずに1億円手に入ります」
と同じような言葉です。

お金のこととなるとみんな
「胡散臭い」
となるにもかかわらず、
英語の場合
「え?ほんまにそれでいけるん?」
と信じてしまいます。

自身も独学で英語力を身につけ、数多くの生徒を担当させていただいた僕が断言します。
僕たち日本人が、
日本で英語を使えるようになるためには必ず努力が必要です。
しかし、その努力とは学校での勉強と同じというわけではありません。
会話力を伸ばしたいなら、会話力を伸ばすために行う努力があります。

今回の場合は文法のテストで点数を取るための努力。
まずは知識を入れる学習として、目の前のテストのために学習しましょう。
その学習とは、丸暗記るのではなく、理解することを目的に学習することです。
特に初めて習う文法は苦労しますが、文法学習を続けていくとある時点で以前学習したことと新しく学習したことが繋がる時がきます。
これは丸暗記では絶対に起こらないことです。

読解のテストとは異なり、こちらのテスト対策は少し大変ですが、これがそのまま入試や実力テスト対策にもなるので頑張りましょう!

入試の学習法

上で書いた定期考査の学手法を読んでいただければお気づきだと思いますが、残念ながら入試のためだけのベストな学習法は存在しません

それは範囲が広いため確実に絞るということはできないだけでなく、入試に必ず登場する読解問題は、辞書なしで自分の力だけで読む必要があります。
なので入試問題で得点を取るためには必ず最低限の読解力と文法力が必要になってきます。
その力をつけるために定期考査のために学習していくことが一番効果的な額手法になります。

その最低限の読解力と文法力を身につけたという前提で話を進めると、入試対策として一番効果的な対策は過去問の研究です。
どこの塾でも、どこの先生も「過去問解きなさい」と同じことを言いますが、その理由を理解していますか?

この過去問研究が一番効果的な理由は、「自分が解くべき問題がわかる」ということです。

例えばA校では長文問題3題と文法問題1題。
配点は1題25点ずつ。

B校では長文問題2題と文法問題2題。
配点は1題25点ずつ。

というのが、過去のテストの傾向だった場合、A校を受けるならば文法の知識よりも読解力の方に力を入れて学習時なければなりません。
一方で B校を受験するなら、文法力と読解力をバランスよく伸ばす必要があることがわかります。

このように入試のための学習法は、
まずは基礎力としての読解力文法力を身につける(もちろん読解力というのは単語力も含まれています)、その後、自分の受験する学校のテストの傾向に合った形でさらに強化するポイントを伸ばしていく」というのが最も効率的な学習法です。

英語だけでなく、他の教科の学習にも取り組まなければならないと思いますが、自信を持って取り組めるものがあるだけで、気持ちの負担も変わってきます。
英語の学習法は上で紹介した方法で間違いないので、自信を持ってこのやり方でテストに臨んでください!

世界一わかりやすい英文法の授業
1億人の英文法
「なぜ」がわかる英文法の授業